HOME >> 実際にあったご相談実例 >> 独身の息子が亡くなりその親が相続放棄をした場合、次の相続人は誰?

実際にあったご相談実例

独身の息子がなくなったのですが、たくさん借金をしていたことがわかりました。市役所で相談したところ私が相続人になるとのことで、すぐに家庭裁判所で相続放棄をしたのですが、しばらくしてお婆ちゃん(私の母)のところに消費者金融から督促が届きました。お婆ちゃんは関係あるんですか?

ご相談内容を端的にまとめますと、「相続放棄と相続人(相続順位)」といった言葉になるかと思いますが、要は家庭裁判所にて相続放棄をした場合、次は誰が相続人になるのか?というご相談ですね。

 

結論から申しますと、今回のケースでは・・・

お婆様は相続人になります

 

 

ちょっとびっくりしませんか?

なぜお婆様が相続人になるのでしょうか?

順にご説明させていただきますね。

 

 

まず、今回の相続関係から見ていきましょう。

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ご相談者様(被相続人からみると「父」)をとします。

父Aの奥様(つまり被相続人の「母」)を、今回お亡くなりになられたお子様(被相続人)を、その弟様をとします。

母Bは被相続人Cが3歳のときに亡くなられています。

父Aのご両親のうち、Cの祖父にあたるはすでに他界しており、Cの祖母にあたるは高齢ながら現在もご健在です。

尚、被相続人Cは未婚のまま他界されました。

 

 

以上の関係から、今回の相続人は父Aのみであることがわかります。

そして、父Aが家庭裁判所にて相続放棄の手続きをしたということです。

 

 

ここで、「相続放棄」について少し説明しておきます。

簡単に申しますと、一切の相続財産を受ける権利を放棄することを言います。

 

そして、その効力については法律で以下のように規定されております。

 

<民法第939条>

相続の放棄をした者は、その相続に関しては、初めから相続人とならなかったものとみなす。

 

 

この条文は非常に深いです。

「初めから相続人とならなかったものとみなす」という言葉をもう一度読み返してみて下さい。

「相続人とならなかった」、つまり、被相続人Cが死亡した時点で「存在していなかった」のと同じような状況になるということです。

 

 

では被相続人Cの相続権は誰に移行するのでしょうか。

 

父Aは相続放棄をしましたので、民法の文言を引用すると、初めから相続人ではありませんでした。

母Bは既に他界しておりますので、もちろん相続することはできません。

(母Bの両親がご健在であれば代襲相続人になりますが、今回は母Bの両親ともに他界されているという前提で考えます)

 

 

この場合、イメージでは第2順位である父母から第3順位の兄弟姉妹に移行すると考えがちですが、実際は第3順位へ移行する前に、被相続人Cの祖母にあたるFへ移行することになります。

 

視点を変えて祖母Fの立場から考えてみると、孫Cが死亡し、自分の子であるAが相続放棄をしたことにより、自分が相続人になったということです。

 

 

弟Dは父Aが放棄をしたことにより自分が相続人になると思っていたかもしれません。

しかし実際は祖母Fが相続人となり、祖母Fが相続放棄をした場合に初めて弟Dが相続人になるということです。

 

 

この状況になったときに一番難しいのは、祖母Fがご健在ではあるものの、かなりご高齢である可能性が高いということです。

今回のご相談でも祖母Fは90歳を超えておられ、足が不自由な為になかなか簡単に動けるような状況ではありませんでした。

しかし、幸いにも意思判断能力が十分であり、会話も署名押印なども全く問題がなかった為、当センターのお手伝いにて相続放棄の手続きをすることができました。

 

それにより、弟Dが相続人の立場となり、兄Cの財産を受け継ぐことができたということです。

 

借金があって順番に放棄をしていくというケースはよくありますが、今回は被相続人Cの財産を弟であるDに相続させてあげたいという皆の想いもあって、無事目的を達成することができました。

 

 

以上の通り、相続放棄をしたことで次に誰が相続人になるのか、これは非常に重要なポイントで、判断を誤ってしまうと相続放棄の期限を経過してしまい、多額の借金を背負ってしまうという可能性もあります。

 

また、相続放棄をすることで相続権が移行しますので、言い方を変えれば親族をも巻き込んでしまうことにもなります

自分が相続放棄をすればどうなるのか、周囲への影響も含めて決断することが大切かと思います。

 

 

相続放棄は、自分に権利があることを知ってから3か月以内に家庭裁判所にて手続きを行わなければなりません。

この非常に短い期限の中で、相続するかどうか、また手続きに必要な書類を全て揃えることは容易ではありません。

当センターでも相続放棄でお困りの方のお手伝いをさせていただいております。

お困りの際は、ぜひ一度ご相談ください。

 

 

 

■■■■■まとめ■■■■■

相続放棄をすると、その相続権は消滅するのではなく順番に移行する。(移行した全ての相続人が相続放棄をすれば、相続財産管理人が清算活動を行う)

相続権の移行は親族関係によって非常に複雑になることもあるので、本やインターネットで得た知識だけで判断せず、専門家に相談することが最善

 

 

<相続放棄に関するご相談実例>

相続開始前の「放棄」は有効?無効?

家庭裁判所で相続放棄をした相続人が生命保険を受け取れるのか

 

 

 

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