HOME >> 実際にあったご相談実例 >> 相続税申告後に財産を発見!今からでも申告できる?

実際にあったご相談実例

相続税の申告が先日終わりました。納税も終え、これで一段落と思ったところで証券会社から取引報告書という書類が届きました。内容を確認すると、約100万円分の株を持っていたようです。この分は今からでも申告できるのでしょうか?先日の申告書に載せていないことで、何か罰則はありますか?

新たに相続財産が見つかった場合の申告・納税に関するご相談です。

 

 

今回は

・すでに申告を行った

・申告後に新たに財産が見つかった

・財産の申告漏れがあった場合の罰則の有無について

というところがポイントかと思います。

 

 

結論から申し上げますと、

修正申告をしなければなりません!

 

 

相続税の申告期限は、被相続人の相続の開始があった日の翌日から10月以内とされており、この期限内に被相続人の財産を全て把握し、正しく、申告・納税する必要があります

 

今回のケースでは、申告・納税後に新たに財産が見つかったということですので、先に行った申告書には誤りがあり、これを正しい申告書に修正する必要があります

 

 

この修正申告については、修正申告をするタイミングによって呼び方が変わります。

・申告期限内に修正し直す場合「訂正申告」

・申告期限後に修正し直す場合「修正申告」

どちらも修正申告書を提出することに変わりはありませんが、納税に係る罰則の取り扱いが変わります

 

 

【訂正申告をする場合】

申告期限までに修正申告書を提出することになりますので、申告期限までに正しい申告書にできます。

従って、先に行った申告と今回訂正申告する金額との差額の相続税を納付するだけで済み、納付が遅れることによる延滞税などの罰則はありません

 

 

 

【修正申告をする場合】

本来の申告期限が過ぎてしまっており、申告者側の不手際であるため、差額の相続税に加えて延滞税を納付することになります

この延滞税は、本来の申告期限から修正申告をした日までの期間に、平成30年では年8.9%(2月以内の場合には年2.6%)もかかるため、相続財産が追加で見つかった場合には、早急に修正申告をしましょう。

 

 

この修正申告を行わず、後日、税務調査があった場合に財産の計上漏れを指摘されたときには、前述の延滞税に加えて、さらに「過少申告加算税」、「重加算税」などのペナルティがかかる可能性があります。

 

 

相続税は、法人税や所得税など他の税金に比べて、税務調査が入りやすく、約5人に1人が調査されています。

ちょっとくらい大丈夫だろうと思っていても、税務調査が入る可能性は十分にあります。

 

新たに財産を見つけた場合には、正しく、相続税の申告をし直すことをお勧めします。

 

 

 

■■■まとめ■■■

申告後に財産が見つかった場合には、修正申告をする必要がある。

申告期限後に修正申告をする場合には、延滞税などの罰則がある。

税務署からの指摘後の場合には、延滞税に加えて、過少申告加算税などの罰則がある。

 

 

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