
こんにちは。
遺産相続まごころ代行センターです。
最近、テレビや新聞などでも「孤独死」という言葉を耳にすることが増えてきました。
実は、今年の1月から6月の上半期だけで、全国の一人暮らしの方による「孤独死」は 40,913人(暫定値) にのぼると、警察庁から発表されています。この調査は「孤独死・孤立死」の実態を明らかにするために、昨年から始まったようです。
出典:「令和7年上半期(1~6月分)(暫定値)における死体取扱状況(警察取扱死体のうち、自宅において死亡した一人暮らしの者)について」(警察庁)(https://www.npa.go.jp/news/release/2025/20250808001.html)
数字でみる孤独死の現状
令和6年(2024年)1年間の統計によると、孤独死は 約76,020人。そのうち 65歳以上の方が58,044人 を占めており、全体の約8割にのぼります。
出典:「警察取扱死体のうち、自宅において死亡した一人暮らしの者(令和6年)」(警察庁) (https://www.npa.go.jp/news/release/2025/20250401002.html)
前年同期が37,227人だったので、それよりも 3,686人増加 しているとのことで、残念ながら今後さらに増えていく可能性がありそうですね。。。
出典:「警察取扱死体のうち、自宅において死亡した一人暮らしの者~令和6年上半期(1~6月)暫定値~」(警察庁) (https://www.npa.go.jp/news/release/2025/20250401002.html)
ちなみに…発見までにかかる日数は?
令和6年の警察庁のまとめによると、亡くなられた日から発見されるまでの日数は次のようになっています。
- 1日以内に発見された件数:28,756件
- 2日~1週間以内:25,408件
- 8日以上:21,856件
死後8日以上経ってから発見されるケースが、全体の3割近くもあることがわかります。。。
内閣府では、このように自宅で死亡した1人暮らしの人で、死後8日以上経過して発見され、生前に社会的に孤立していたとみられるケースを 「孤立死」 と位置づけているようです。
あまり聞き慣れない言葉ですが、孤立死は「人とのつながりが途絶えていた背景」を含む言葉といえますね。
この数字の裏側にあるもの
今年だけでも4万人以上の方が孤独死されています。
これはただの数字ではなく、「人とのつながりが途切れてしまえば、誰にでも起こり得ること」という現実を、私たちに静かに問いかけているのではないでしょうか。
改めてこうした数字を目にすると、胸が締めつけられる思いがいたします。
もしものときに備えて
当センターにも「身近で孤独死があった」「相続人としてどうすればよいか分からない」というご相談が寄せられます。
身近な方が孤独死されてしまい、急に相続手続きを担うことになった場合、何から始めればいいのか戸惑われる方も多いと思います。
そんなときは、直接当センターにご相談いただいても結構ですし、下記記事をご覧いただき、少しでも参考に手続きを進めていただければと思います。
