遺品整理を業者に依頼する場合の流れ
- 問合せ・ご相談
- 現地調査
- お見積り
- 成約・作業日時の決定
- 作業当日
- 作業後の簡易清掃
- 作業完了
- 物品の受け取り
- 費用の支払い
いざ遺品整理業者に依頼しようと思ったとしても、
- 問合せは電話?メール?
- 見積もりはどのタイミング?
- 作業の時は立ち会うの?
- 費用はいつ支払うの?
など、たくさんの疑問が出てくると思います。
そこでこの記事では、当センターが連携している遺品整理業者を例に、問合せから完了までの流れを詳しくご説明します。
この記事を最後まで読んでいただければ、依頼から完了までの具体的な流れがわかり、安心してご依頼いただけるようになると思います。
ぜひご覧ください。
※業者によっては対応していなかったり、流れが違ったりする場合があります。
あくまで一例としてご参照ください。
目次【本ページの内容】
1.遺品整理業者に依頼するときの流れ
次の9つのステップに分けて、遺品整理を業者に依頼する際の流れを説明していきます。
なお、今回解説する流れとは関係ありませんが、遺品整理を依頼するときに多くの人が気になるのは「立会いが必要かどうか」だと思います。
結論としては、立会いは必須ではありません。
業者に一度も会わずして、遺品整理を任せることも可能です。
また、見積もりのための「事前調査」も必須ではありませんが、下見をしてもらった方がより詳細な見積もりを出してもらうことができますので安心です。
いずれにせよ、何か「こうしてほしい」という点がある場合は事前に業者に伝え、対応が可能かどうか確認してから依頼するようにしましょう。
それぞれのご要望により依頼の流れは多少変わってきますが、立会いをする場合の流れとして、以下ご紹介していきます。
1-1.〈あなた〉問合せ・ご相談
まず、電話やメール、業者によってはLINE等で問合せをしましょう。
遺品整理の依頼を検討している旨を伝えると、おおよそ以下の事項を聞かれます。
- 住所(遺品整理をする家の)
- 建物の形状(倉庫、店舗、戸建、マンションなど)
- エレベーターの有無
- おおよその荷物の量
- 片付けのご希望日
わかる範囲で答えられるようにしておくとスムーズです、
(最低限として、住所さえわかれば問題ありません。)
1-2.〈遺品整理業者〉現地調査(30分程度)
あなたから聞いた情報をもとに、遺品整理業者は現地に下見に行きます。
そこで業者は実際の物量や種類、搬出経路などを確認します。
下見の際の立会いが難しい場合は、カギを預け、業者だけで行ってもらうことも可能です。
このひと手間を入れることで、次のステップの見積もりがより正確なものになります。
※期日が差し迫っているなど特別なご事情がある場合は、このステップは省略することも可能です。
1-3.〈遺品整理業者〉お見積り
現地調査の結果をふまえ、遺品整理業者が見積もりします。
現地調査をした当日中の見積もりが一般的ですが、物量が多かったり現地調査が夜だったり、また同日の作業の込み具合によっては翌営業日になることもあります。
※スケジュール等の都合で現地調査ができない場合は、写真を提供することで見積もり(概算)してもらうことも可能です。
1-4.〈あなた〉成約のお返事と作業日時の決定
見積もり等をふまえて十分にご検討し、そのうえで依頼するかどうか返事をしましょう。
依頼する場合は契約手続きが必要になるため、契約書に署名捺印をします。
対面ですることもありますが、郵送やメールで受け取って対応するケースが多いです。
また、作業日が迫っていて契約している時間がない場合は、作業当日にすることで対応する場合もあります。
そして、作業日時を相談して決めます。
※どこの業者もここまでは基本的に無料です。
成約にならなかった場合も費用が発生しない業者がほとんどですので、安心して相談しましょう。
1-5.〈遺品整理業者〉作業当日
いよいよ、遺品整理作業の当日です。
作業開始にあたって立会いは必須ではありません。
また、立会いといってもいくつかのパターンがあり、
- 作業の開始から完了まで立会う
- 作業の開始時点と完了時点だけ立会い、作業している間は立会わない
- 作業の開始時点だけ立会い、完了は写真や動画で確認する
- 作業の完了時点だけ立会う
- 全く立会わず、写真や動画だけで確認する
など、ご希望に応じて対応してくれることがほとんどです。
遠慮せずに希望を伝えるようにしましょう。
賃貸物件の場合は、残しておくものを必ず確認しておこう!
賃貸物件の場合、入居時点から備付けのものがあることがあります。
(よくあるのは照明器具、エアコン、ガスコンロなど)
これらを万が一捨ててしまい、後で同じものを用意するのが難しいことが多々ありますので、作業日までに必ず管理会社などに確認するようにしましょう。
もしくは、遺品整理業者にその旨を伝えて、遺品整理業者から確認してもらうようにしましょう。
1-6.〈遺品整理業者〉作業後の簡易清掃
片付けが終わると、部屋の掃除機がけや埃取りなど、簡易な清掃をしてくれます。
※ハウスクリーニング等をご希望の場合は、別途お見積もりになる業者がほとんどです。
1-7.〈遺品整理業者〉作業完了
立会いでの確認、もしくは写真や動画での確認など、ご希望の方法で作業完了を確認します。
賃貸物件の場合は管理会社の立会い確認が必要な場合も多く、管理会社によってどこまでキレイにすべきか異なります。
必ず管理会社に連絡を取り、本当にこの状態で退去できるかどうかを確認しましょう。
(※追加作業が発生した場合は見積金額から増額になる場合もあります)
1-8.〈あなた〉物品のお受け取り
作業の中で発見してもらった物や、探してほしいと伝えていた物が見つかれば、それを受け取ります。
想い出の品はもちろんですが、その後の相続手続きにおいて重要となる書類が見つかることも多々あります。
受け取った後は、それをもとに遺産相続手続きを進めていきましょう。
(この業者間の連携が取れるかどうかで、依頼者の負担が大きく変わってきます!)
1-9.〈あなた〉費用のお支払い
遺品整理が完了したことをお互いに確認し、費用を支払います。
分割払いなどをご希望される方もおられますが、基本的には作業完了後の一括払いが一般的です。
ただし、依頼内容等によっては依頼する時点で着手金として一部支払う場合もありますので、どのタイミングでどれだけ支払うのか、見積もりの時点でしっかり確認するようにしましょう。
以上ですべての作業が完了です。
2.まとめ
以上のように、遺品整理を業者に依頼する場合は次の9つのステップに従って進んでいきます。
依頼するのが初めての場合は、わからないことだらけで不安になりやすいですが、遺品整理業者は遺品整理のプロであり、多数の実績と経験があります。
相談次第では柔軟に対応してくれるところも多いため、上記の流れを踏まえて、ご自身のスケジュール感や立会いなどついてご相談されるとよいでしょう。
当センターでは、実績豊富な信頼のある遺品整理業者と連携しております。
どちらが窓口であっても、遺品整理から相続手続きまでスムーズな対応が可能です。
遺品整理を含めた相続手続きの代行についても、ぜひご相談ください。